初心者向け

コーヒー、何から始めれば良いの?

インスタントコーヒーを卒業したいけど、何から始めたらよいかわからないなぁ。という方がいるのではないでしょうか?

    コーヒー豆と道具をそろえましょう。

  • 挽いていない豆のままのコーヒー豆
  • コーヒーミル
  • ドリッパー
  • フィルター

挽きたてのコーヒー豆で淹れるコーヒーはとてもおいしいですよ。

挽きたてのコーヒーは格別!

私がコーヒーを飲み始めて、数十年。

インスタントコーヒーから始まり、缶コーヒーも色々飲んでいました。

ドリップコーヒーパックをいただいたこともあり、

初めて淹れたときはコーヒーっておいしいもんだなぁ。って

ちょっとした変化を楽しんでいました。

ですが一番変化を感じたのは、自分で挽いたコーヒー淹れた時です。

まずコーヒー豆を挽いたときの香りがとても良いです。

そして挽いた豆にお湯を落としたときに広がるコーヒーの香りが全然違います。

飲んだら分ります。全然違います。

絶対試してほしいです。

最近ではコンビニでも挽きたて淹れたてのコーヒーが買えますが、

自分で淹れたコーヒーは2割増しでおいしいです。

初めてのコーヒー豆の選び方

とりあえずコーヒー豆は何を選べばよいかというと、

正直に書きますが、始めはなんでも良いです。安いので十分。

挽きたてのコーヒーを淹れるだけで絶対おいしいです。

コンビニのコーヒーが売れているのは、

挽きたてのコーヒー豆を使用しているからではないでしょうか。

とは言えなんでも良いでは困ると思いますので、

私のおすすめのコーヒー豆をお伝えしますと、『ブラジル豆』です。

コスパ最高なんです。

苦味、酸味のバランスが良く、

ブレンドコーヒーのメインにすることも多いようです。

挽きたてのコーヒーをおすすめする理由

できるだけ新鮮なコーヒーを味わうためです。

コーヒー豆は粉で保存していると、鮮度が落ちるスピードがはやいです。

コーヒー豆を粉にすることで、表面積が増えます。

表面積を増やすことで、お湯に触れたときにコーヒーの成分をお湯に溶け込ませやすくなります。

しかし、保存状態では空気に触れた部分から酸化していくため、

面積が増えると酸化が速くなり鮮度が落ちてしまいます。

鮮度を保つために、豆も状態で購入することをお勧めします。

これは私の持論ですが、

焙煎時にコーヒー豆から炭酸ガスが発生し、コーヒー豆内部にもガスが溜まります。

そのガスによりコーヒー豆の酸化を防いでくれているのではないかと考えています。

焙煎後時間が経つにつれ、ガスが抜けていき、どんどん酸化していってしまいます(たぶん)。

粉にしてしまうことで、さらにガス抜けやすくなってしまい、酸化しやすい状態になってしまうというわけです(たぶん)。

コーヒーを淹れる流れ

では、具体的に説明します。

新鮮なコーヒー豆をコーヒーミルに投入します。

コーヒー豆の量は10gにしましょう。

好みに合わせて、コーヒー豆の量を調整してください。

コーヒーミルのハンドルを回し、コーヒー豆を砕いていきます。

挽いた後の豆の大きさが□1mmぐらいになるようにコーヒーミルを調整してください。

続いてドリッパーのフィルターをセットし、カップの上に設置します。

カップはあらかじめ温めておいた方がコーヒーが冷めなくて良いと思います。

フィルターの中に挽いたコーヒー豆を投入し、準備は完了です。

好みの味を引き出せる温度のお湯を沸かします。

90℃にしましょう。温度計があるとベストですね。

温度計がなければ、ものすごくだいたいにはなりますが、

沸騰し始めの小さい泡が、大きめの泡になるとだいたい90℃です。だいたい。

お湯をコーヒー豆の中心にそっと落し、ゆっくりコーヒーが抽出されるのを待ちます。

お湯の量は10gに対し、130mlをおすすめします。

好みの味のコーヒーになるまでお湯を注ぎ入れ、コーヒーは完成です。

注ぎ方はすごく色々ありますので、別の記事にしたいと思います。

では、具体的に何をしなければいけないかを解説します。

鮮度の良いコーヒー豆を販売している店を探す

コーヒー豆は鮮度が大切です。

味は酸っぱくなるし、かおりも少なくなります。

購入したらできるだけ早く飲み切ってしまった方が良いと思います。

鮮度の良いコーヒー豆を販売している店を探すことはとても重要なことなのです。

スーパーにもコーヒー豆は売っていますが、

スーパーよりもコーヒー専門店の方が良いと思います。

なぜコーヒー専門店が良いかというと、

コーヒーの豆の回転率が良い可能性が高いので、新鮮なコーヒー豆を購入することができるためです。

コーヒー専門店にはコーヒーを目的に来るお客さんが多いため、

コーヒー豆を買っていくお客さんも多くなり、コーヒー豆の回転率が良くなります。

スーパーにはコーヒー以外の購入を目的としてくるお客さんが圧倒的に多いため、

コーヒー豆はずっと売れず、古いコーヒー豆となってしまうということです。

インターネットでの購入もおすすめです。

お店の場合は、焙煎後のコーヒー豆を在庫しておく必要がありますが、

インターネットの場合、注文後でも焙煎が可能な為、鮮度が良いものが届くことが多いです。

ですが、インターネットの場合、送料がかかる為少し割高になる場合があります。

また500gや1kgなど、量を買わないと安くならない場合もありますので、買い方が難しいかもしれません。

コーヒー豆の保存方法

私は冷凍庫で保存しております。

冷凍庫から取り出した時に結露してコーヒー豆が湿気ってしまうなど賛否両論ありますが、

一杯分が湿気っても挽いたらすぐにお湯を注ぎますし、

挽くときに発生する熱の影響を少なくできるのではないかと思っています。

自宅でのコーヒー消費が少ないので、長期間保存しなくてはいけないためです。

と言っても焙煎してから2週間ぐらいで消費してます。

コーヒーミルの選び方

コーヒーミルは、とりあえず一番最初は蓋が付いていればなんでも良いと思います。

大体付いていますけど、蓋がないと挽いている最中に砕けたコーヒー豆が飛び散ってしまいます。

せっかくのリラックスタイムが台無しです。

私は一番初めは蓋のないミルを買ってしまったので、押さえながら手で蓋をしながらで、結構大変でした。

意外と気が付かないかもしれません。私の失敗談です。

ミルには色々種類がありますが、まずはすぐにでもおいしいコーヒーを味わってもらいたいので、こだわるのはもう少しあとでも良いと思います。

ちなみに私が使っているコーヒーミル

コンパクトで使いやすいです。1~2杯分で良いならちょうど良いです。

そしてコスパがとても良いと思います。

フィルターの選び方

良く目にする紙のフィルター以外にも金属フィルターやネルフィルター、セラミックフィルターなど、

フィルターには色々種類、それぞれの特徴があります。

紙フィルターを使用したペーパードリップがおすすめ

理由は2点。

  • 紙フィルターを使用した、ドリップコーヒーが一番一般的なため、入手しやすい
  • 抽出後のかたづけがとてもに楽

ネルドリップやサイフォン式、フレンチプレスなどコーヒーの淹れ方を色々ありますが、

それらを扱っているお店より、ペーパードリップの道具を扱っているお店の方が多いです。

色々特徴がありますが、やっぱり紙フィルターおすすめです。

紙フィルターは入手しやすい

紙フィルターには台形、円すい、ウェーブの形があります。

どこでも売られているのが台形のフィルターです。

ペーパードリップの道具はコーヒー専門店だけでなく、雑貨屋さんやスーパーでも売っており、入手しやすいです。

最近では100均にもドリッパーとフィルターが売っていますので、とりあえず100均でも問題ありません。

かたづけが楽

コーヒーを抽出後、紙フィルターごとコーヒー豆を捨てることができます。

あたりまえと思えますが、これは大きなメリットです。

例えばネルドリップの場合、

抽出後、ゴミ箱の上でフィルターをひっくり返すと、だいたいのコーヒー豆がゴミ箱の中に落ちますが、

全てのコーヒー豆を捨てきることができません。

そのため台所で洗い流すことになるのですが、

その際にコーヒー豆が排水溝へ流れていき、排水溝のゴミを捨てる頻度が増えてしまいます。

ペーパードリップであれば、このような手間を減らすことができます。

ネルフィルターを洗浄後、水につけて保存しておく必要があります。

ドリッパーの選び方

とりあえずプラスチック製のドリッパーから始めてみるのがおすすめ

これも理由は2点。

  • 価格が安いため、色々ためすことができる
  • ぶつけて破損するリスクが少ない

プラスチック製のドリッパーは価格が安い

プラスチック製のドリッパーは安いので、いろいろ試すことができます。

ドリッパーの形や穴の大きさ、リブの形も色々あって、何を選んだらよいか迷います。

コーヒーの味は結局好みなので、自分の好みを表現できる道具を探す必要があります。

色々試し、気に入ったドリッパーを探してみるのも楽しいと思います。

破損のリスクが小さい

陶器のものやガラス製のものもありますが、落としたりしたら割れてしまうので私は使っていません。

色々と気を使えるタイプではないので。。。ちなみにドリッパーもカップも食洗機に入れて洗っちゃいます。

ただしプラスチック製のドリッパーは柔らかいため、使用していくたびに少しずつ傷ついていきます。

長い間使っていると傷によりくすんでいきます。見た目を良くありません。

気になるようでしたら陶器やガラス製に変えましょう。

安いので買い替えのハードルも低いです。

ちなみに私が使っているドリッパーとフィルター

私は台形の角にお湯が回らないような気がするので、円すいフィルターを使用しています。

ドリッパーとフィルターのメーカーが違いますが、問題なく使えます。

他に必要なものは?

  • キッチンスケール
  • ドリップポッド
  • コーヒーサーバー

この二つが必要になります。

ですが家庭にあるもので代用できたり、

使い方によっては使用しなくてもコーヒーを淹れることができます。

キッチンスケールは必須と考えてほしい

キッチンスケールは何のために使用するかというと、

使用するコーヒー豆の量と注いだお湯の量を把握するためです。

正確には、使用するコーヒー豆の量と注いだお湯の量の『比率』を同じにするためです。

豆の焙煎具合や産地、ブレンド具合等、色々調整するポイントはありますが、

それ以前の問題でコーヒー豆とお湯の量が違うと、

単純にコーヒーの濃度が変わってしまい、理想のコーヒーの味を再現させることができません。

再現性を高いものにするためにキッチンスケールは必須だと考えてください。

おすすめのスケールをリンクを貼っておきます。『ドリップスケール』で検索すると色々出てきます。

なぜドリップポッドを使うの?

また理由は2点。

  • お湯の温度を下げるため
  • 注ぎ口が細く、一定の量を注ぐことができるため

です。

お湯の温度と味の変化

沸騰したお湯をそのまま使うと熱過ぎておいしくないと言われています。

温度が高いと抽出速度が速いため、雑味、えぐみも多く抽出されてしまうためです。

なので一度お湯をカップに注ぎ、そのお湯をドリップポッドに戻す。

そうすることでお湯の温度は下げることができますし、カップも温められる。一石二鳥なんです。

注ぎ口は細い方ものを選ぶ

注ぎ口が大きいと湯量の調整が難しいので、おいしいコーヒーを淹れるのが難しいです。

注ぐお湯の量により、ドリッパー内のお湯の対流が変わり、味が変わってしまいます。

また、お湯の勢いが強いとコーヒー豆の壁を壊してしまうため、

フィルターに直接お湯がかかり、抽出されていないお湯がカップに落ちてしまいます。

そそぐお湯の量を調節できることが重要なポイントです。

私はドリップポットは電気ケトルを使用しています

私の使用している電気ケトルを紹介します。

Russell Hobbs 電気カフェケトル 1.0Lを使用しております。

コンロでお湯を沸かして、ドリップポッドに移し替えるのも良いですが、めんどくさいと思ってしまいます。

カップに注ぎ、温度調整する行為もめんどくさいと感じる方は温度調整ができるドリップポッドもありますので、おすすめです。

私が買おうとしているケトルはこれです。

コーヒーサーバーは必要なの?

コーヒーサーバーを使う理由は2つ。

  • コーヒーの味を均一にするため
  • 抽出後のお湯の量を把握するため

です。

私はもう2つ以上見つけられない人なのかもしれません。

みんなで味を共有する

2杯分以上を入れる場合、淹れ方が全く同じなら良いですが、

お湯の温度や抽出速度をが変わってしまうと

味が変わったしまうため、味の共有ができません。

1杯ずつ入れていっても良いですが、時間がかかってしまいます。

注いだお湯の量とカップに注がれるお湯の量は違う

注いだお湯を全て落とし切ってしまうと、雑味も一緒に落ちてしまいますので、

最後まで落とし切らないことが一般的です。

そのため注いだ量に対し、抽出さ落ちるお湯の量を把握しておかなければいけません。

ドリッパーから直接カップに注ぐ人が多いと思いますが、私もその一人でした。

私の勝手な好みですが、

ホットコーヒーは陶器のカップ。アイスコーヒーはガラスのカップが良いので、

陶器のカップを使用する場合は中が見えない為、

抽出されて落ちてきたお湯の量が見えません。

コーヒーサーバーは耐熱ガラス製がほとんどなので、抽出されたコーヒーの量を把握することができます。

コーヒーサーバーを使うことも検討してみてはいかがでしょうか?

まとめ

  • まずは、挽いていないコーヒー豆を購入する
  • コーヒーミル、ドリッパー、フィルターを購入する

昔ながらの喫茶店で見かけるようなサイフォン式やネルドリップは、

手入れが少し必要になりますので、もう少しコーヒーにはまりだしてからで良いかなって思います。

道具にも淹れ方にもこだわって、至福の一杯ってのも素敵ですけどね。

それではコーヒーライフを楽しんでください。